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箱根駅伝 シード権獲得に必要な持ちタイムは?(復路)

今回の分析内容(おさらい)

・区間別に1万mの持ちタイムと区間タイムとの相関係数を算出(第97回-第99回の3大会分)
・Excelの予測関数FORECAST.LINEARを使って区間10位相当のタイムを出すために必要な1万mの持ちタイムを予測

※ 相関係数は、0.0~0.2ほぼ相関関係がない 0.2~0.4やや相関関係がある 0.4~0.7かなり相関関係がある 0.7~1.0強い相関関係がある と理解します
 

6区 芦ノ湖~小田原(20.8km)

第99回 区間賞0:58:22  区間10位0:59:53
第98回 区間賞0:58:22  区間10位0:59:19
第97回 区間賞0:57:36  区間10位0:59:06

過去3大会の記録を確認すると区間賞は概ね58分台前半、区間10位は59分台前半のようです。
1万mの持ちタイムと区間タイムはやや相関しておりFORECAST.LINEAR関数を使った予測によると、区間10位相当を狙うには1万m29分15秒程度の持ちタイムが必要なようです。ただし、6区も山下りの適性が必要でしょうからあくまでも適性があったうえでの必要タイムとご理解ください。

7区 小田原~平塚(21.3km)

第99回 区間賞1:02:43  区間9位タイ1:03:58
第98回 区間賞1:02:39  区間10位1:04:12
第97回 区間賞1:03:10  区間10位1:04:28

区間賞は概ね1時間2分台後半、区間10位は1時間4分前後のようです。
1万mの持ちタイムと区間タイムはやや相関しておりFORECAST.LINEAR関数を使った予測によると、区間10位相当を狙うには1万m28分58秒(29分切り)の持ちタイムが必要なようです。

8区 平塚~戸塚(21.4km)

第99回 区間賞1:04:16  区間10位1:05:20
第98回 区間賞1:04:29  区間10位1:05:56
第97回 区間賞1:03:59  区間10位1:05:32

区間賞を狙うには1時間4分台前半、区間10位を狙うには1時間5分30秒切りが必要なようです。
8区は10区間で唯一持ちタイムと区間タイムがほぼ相関していない区間なので(1万m、ハーフマラソンとも)、あくまでも参考値となりますが区間10位相当を目指すには1万m29分10秒程度が必要なようです。

9区 戸塚~鶴見(23.1㎞)

第99回 区間賞1:07:27  区間10位1:09:14
第98回 区間賞1:07:15  区間9位タイ1:09:57
第97回 区間賞1:08:14  区間10位1:10:26

区間賞を狙うには1時間7分台前半、区間10位を狙うには1時間9分30秒切りが必要でしょうか。
1万mの持ちタイムと区間タイムはやや相関しておりFORECAST.LINEAR関数を使った予測によると、区間10位相当を狙うには1万m29分ジャストあたりの持ちタイムが必要なようです。

10区 鶴見~大手町(23.0㎞)

第99回 区間賞1:08:42  区間10位1:10:06
第98回 区間賞1:07:50  区間10位1:10:31
第97回 区間賞1:09:12  区間10位1:11:17

区間賞は概ね1時間8分台、区間10位は1時間10分台前半あたりのようです。
1万mの持ちタイムと区間タイムはやや相関しておりFORECAST.LINEAR関数を使った予測によると、区間10位相当を狙うには1万m29分10秒切りの持ちタイムが必要なようです。

まとめ

区間10位相当に必要な持ちタイム(1万m)
1区:28分40秒 2区:28分20秒
3区:28分45秒 4区:28分45秒
5区:29分20秒 6区:29分15秒
7区:28分58秒 8区:29分10秒
9区:29分00秒 10区:29分10秒

持ちタイム別必要選手数と専修大該当選手(23年2月時点・3年生以下)
28分20秒以内:1名  専修…ダンカン選手
28分41秒-28分50秒:3名 専修…なし
28分51秒-29分00秒:2名 専修…なし
29分01秒-29分10秒:2名 専修…木村選手、田島選手
29分11秒-29分20秒:2名 専修…なし

23年2月時点の専修大学の持ちタイムを確認する限り、28分台はダンカン選手(28分11秒)のみです。シード権を獲得するには少なくともあと5名は28分台が必要です。木村選手や水谷選手など記録会に出走さえすれば28分台を出せる選手が複数名いるとは思いますが、それでも選手層が足りていない印象は拭えません。来年の本大会に向けて主力層・中間層ともにレベルアップを期待したいです。

尚、今回の分析は1万mの持ちタイムと実際の区間タイムのみを使用した分析としましたが、ハーフマラソンの持ちタイムも含めた分析(ExcelのTREND関数)も可能です。12月の区間エントリー発表後には区間タイム予測(1万mがaa分bb秒でハーフマラソンがcc分dd秒だから区間タイムはee分ff秒と予測される)もやってみたいと思います。

各データは箱根駅伝公式ホームページに掲載されている情報をもとに作成しています。

横浜市在住の2児の父

消費財メーカーでデータアナリストをしている横浜市在住の2児の父(40代)です。趣味である大学駅伝のデータを調べます。