(復路)第101回 箱根駅伝 区間分析

2025年1月2-3日に開催された第101回箱根駅伝の各区間の途中通過タイムを分析しました。
データは日本テレビ箱根駅伝番組公式サイトの記録速報ページを参照しています。

6区

6区で出走した丹選手はチームに勢いをもたらす力強い走りを見せてくれました。序盤芦ノ湖~芦之湯の登りを区間3位、ラストの函嶺洞門~小田原中継所の平坦を11位と、前半・後半をしっかり走れているのは素晴らしいです。途中の下り傾斜がきついエリアはコース取りなど慣れも必要でしょうから来年以降はタイムを削れるはずです。以上を踏まえると、来年は大学記録更新どころか区間上位も十分狙えるのではないでしょうか。
尚、区間新記録を出した青山学院大野村選手は終始ハイペースで走っていますが、大平台~函嶺洞門で2位以下の選手との差を大きく広げていることが分かります。

6

7区

7区の具志堅選手は大学記録更新には至りませんでしたが、チームの順位を押し上げる素晴らしい走りを見せてくれました。序盤の小田原中継所~二宮は1km3分平均で慎重に入ったのかもしれませんが、後半はしっかりと2:58に上げておりスタミナも十分ついてきた印象です。ロードでは絶対に外さない安定感も頼もしい限りです。
尚、区間新記録を出した駒澤大学の佐藤圭汰選手はラスト3kmを2:47というペースで走っています。

8区

8区に出走した犬塚選手は区間15位と粘りの走りを見せてくれました。序盤の平塚中継所~茅ヶ崎は区間17位でしたが、茅ヶ崎~遊行寺~影取を10位で走っており、この区間最大の難所である遊行寺坂をうまく攻略できたことが読み取れます。ラスト3kmは疲れが出たようですが、いい働きをしてくれました。3年生は4本柱と言われることが多いですが、来シーズンは犬塚選手も加えた5本柱と呼ばれるような活躍を期待しています。
区間賞を獲得した青山学院大塩出選手の1km平均は3:00ちょうどですが、1km平均3:00を超えているのは5区と8区だけです。

9区

9区は大田和選手が4年生で唯一出走した区間となりました。疲労骨折を抱えたままの走りだったそうですが、序盤の”戸塚の壁”下りを慎重に入ったあたりはそういった影響があったのでしょうか。とはいえ、横浜駅前~生麦を6位で走るなど怪我を感じさせない走りでした。大田和選手のように、なかなか結果が出なくても腐らず努力を続けた選手が最後花開くというのは、後輩たちのいいお手本となったのではないでしょうか。

10区

10区で出走した藁科選手はチームの順位を17位に上げただけでなく、復路一斉スタート組の法政大にあと少しのところまで迫る走りを見せてくれました。序盤の鶴見中継所~蒲田は区間16位とやや慎重に入りましたが、中盤以降いいペースで走れたようです。10区は距離が長く気温も上昇しがちなのですが、スタミナ面でも全く問題がなかったようです。

順位推移

往路は残念な結果になってしまいましたが、復路は少しづつ順位を上げ最終的に17位でフィニッシュしました。まだまだ課題はあるのでしょうが、十分戦えることは示せたと思います。素晴らしいチームを作り上げてくれた千代島主将をはじめとする4年生の皆さんに感謝です。
今回3年生以下が9名走りましたが、箱根を一度走ってその後急成長を遂げる選手はよくいますし、身近な同級生が走る姿を見て悔しい思いをした選手も多数いるでしょう。今回の経験は走った選手にとっても走っていない選手にとっても来シーズン以降必ず活きてくるはずです。次回のシード権獲得を本気で期待しています。



横浜市在住の2児の父

消費財メーカーでデータアナリストをしている横浜市在住の2児の父(40代)です。趣味である大学駅伝のデータを調べます。