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高校生向け:箱根駅伝を走れる確率の高い大学は?

今回は第99回箱根駅伝(2023年1月)に出場した大学のうち、エントリーメンバー入りしやすい大学/出場しやすい大学を、選手の大学入部時の持ちタイム(5000mPB)から調べてみました。進学先を検討している高校長距離選手に読んでもらいたい内容です。

今回の分析内容

・まず2019-2022年の4年間に各大学に入部した人数と各選手の入部時の持ちタイム(5000mPB)を調べました
・次に持ちタイム別に第99回箱根駅伝でメンバー入りした確率出場した確率を調べました
→何としても箱根駅伝を走りたい高校生におススメの進学先を読み解いてください。

※対象は第99回箱根駅伝出場校ですが、立教大はデータ不明選手が多かったので未掲載です
※2019-2022年新入生の5000mPBを基に作成しています
※データは各年の陸上競技マガジン大学駅伝春号に掲載された部員名簿の1年生箇所を参考に作成しています
※上記掲載情報に基づくため一部入部直後に更新されたタイムも含まれます
※タイム不明選手は”考察②”の持ちタイム別分析から除外しています
※入部時のデータに基づきますので途中退部者は除外していません

考察① 入部人数

タイム別分析に入る前に、『メンバー入りしやすい』『出場しやすい』という点で考えなければいけないのは部員数です。箱根駅伝はエントリー16名、出場10名と決まっていますので、部員数が少ない=出場できる確率が高いということです。

 19-22年
入部人数
メンバー入り
できる確率
出場できる
確率
駒澤5529%18%
中央4040%25%
青山学院5330%19%
國學院6724%15%
順天堂4635%22%
早稲田3941%26%
法政5131%20%
創価5430%19%
城西5529%18%
東洋5927%17%
東京国際8619%12%
明治4139%24%
帝京6824%15%
山梨学院7521%13%
東海7920%13%
大東文化4536%22%
日体8120%12%
国士館9816%10%
専修5430%19%
19大学平均60.327%17%

上記は2019-2022年の19大学の入部人数です。最も人数が多い国士舘はエントリーメンバー入りできる確率が16%、出場できる確率が10%です。対して最も人数が少ない早稲田はメンバー入り確率が41%、出場確率が26%と大きく異なります。
つまり、国士館、東京国際、日体、東海あたりに入学した場合、箱根駅伝を走るには熾烈な部内競争を勝ち抜かなければならないということです。なお私が応援する専修平均よりも出場しやすい大学と言えます。

考察② 持ちタイム別分析

②-1 持ちタイム14分10秒切り選手

 対象人数メンバー
入り人数
出場
人数
メンバー
入り確率
出場確率
駒澤148457%29%
中央107470%40%
青山学院1810656%33%
國學院74357%43%
順天堂86575%63%
早稲田997100%78%
法政53260%40%
創価222100%100%
城西222100%100%
東洋93333%33%
東京国際105350%30%
明治136346%23%
帝京21150%50%
山梨学院221100%50%
東海146443%29%
大東文化111100%100%
日体43275%50%
国士館32267%67%
専修111100%100%
19大学平均7.14.32.960%42%

持ちタイム14分10秒を切る有力選手は一部の大学に偏っているようです。駒沢中央青山学院など9大学は4年間で8人以上つまり年平均2人以上入部している計算です。それにより東洋明治東海はメンバー入り確率が50%を下回るほど競争が激しいようです。もし9大学のなかでおススメを1校あげるとすればエントリー入り確率100%、出場確率78%の早稲田でしょうか。
ちなみに大東文化山梨学院専修の3大学は留学生しか該当選手がいませんでした。ぜひ日本人の有力選手にも入部してもらいたいです。

②-2 持ちタイム14分10秒台(14:10.00-14:19.99)選手

 対象人数メンバー
入り人数
出場
人数
メンバー
入り確率
出場確率
駒澤113327%27%
中央164325%19%
青山学院152113%7%
國學院92222%22%
順天堂74357%43%
早稲田74157%14%
法政54280%40%
創価442100%50%
城西63250%33%
東洋168450%25%
東京国際83238%25%
明治95456%44%
帝京3000%0%
山梨学院000
東海142114%7%
大東文化63350%50%
日体51120%20%
国士館31133%33%
専修110100%0%
19大学平均7.62.81.837%24%

続いて持ちタイム14分20秒を切る選手の分析ですが、なんと青山学院東海はメンバー入り確率が20%を下回り、出場確率は10%を下回っています。あらためてレベルの高さに驚くばかりです。一方で、人数は多くありませんが創価専修はエントリー入り確率が100%なので、このタイムを持つ選手が入部すればほぼ間違いなくメンバー入りはできそうです。


②-3 持ちタイム14分20秒台(14:20.00-14:29.99)選手

 対象人数メンバー
入り人数
出場
人数
メンバー
入り確率
出場確率
駒澤112118%9%
中央62233%33%
青山学院63250%33%
國學院84250%25%
順天堂94144%11%
早稲田110100%0%
法政93233%22%
創価62133%17%
城西124433%33%
東洋163219%13%
東京国際183217%11%
明治63250%33%
帝京148557%36%
山梨学院135438%31%
東海133223%15%
大東文化74357%43%
日体83338%38%
国士館74257%29%
専修53160%20%
19大学平均9.23.42.237%23%

14分20秒台の選手は帝京、大東文化、国士館、専修では主力となるようです。逆に、早稲田、青山学院ではこのタイムで入部する選手は少ないようです。

参考 持ちタイム14分30秒-45秒(14:30.00-14:44.99)選手

 対象人数メンバー
入り人数
出場
人数
メンバー
入り確率
出場確率
駒澤113227%18%
中央83138%13%
青山学院101110%10%
國學院254316%12%
順天堂101110%10%
早稲田41125%25%
法政195326%16%
創価124333%25%
城西173118%6%
東洋91011%0%
東京国際163219%13%
明治92122%11%
帝京286321%11%
山梨学院276422%15%
東海153120%7%
大東文化124233%17%
日体163119%6%
国士館267427%15%
専修205425%20%
19大学平均15.53.42.022%13%

参考 持ちタイム14分45秒-15分切り(14:45.00-14:59.99)選手

 対象人数メンバー
入り人数
出場
人数
メンバー
入り確率
出場確率
駒澤5000%0%
中央000
青山学院2000%0%
國學院162013%0%
順天堂7000%0%
早稲田4000%0%
法政61117%17%
創価19115%5%
城西142114%7%
東洋4000%0%
東京国際22115%5%
明治3000%0%
帝京18116%6%
山梨学院253112%4%
東海152213%13%
大東文化134131%8%
日体294114%3%
国士館26114%4%
専修236426%17%
19大学平均13.21.50.811%6%

まとめ

・部員数が少ない大学は出場できる確率が高いので、箱根駅伝を走りたい選手は人数が少ない大学を選ぶべき
  多:国士館、東京国際、日体、東海
  少:早稲田、中央、明治、大東文化

・持ちタイム14分10秒を切る選手であっても有力大学ではメンバー入りすら容易でない(東洋/明治/東海)
 有力大学のなかでメンバー入り確率、出場確率ともに高いのは早稲田
 大東文化/山梨学院/専修は留学生しか該当者がいないので是非入部してほしい…

持ちタイム14分10秒台の選手は一部大学では出場確率が極めて低い(青山学院/東海)
 創価や専修は間違いなくメンバー入りできる

持ちタイム14分20秒台の選手は帝京/大東文化/国士館/専修では主力選手になれる

横浜市在住の2児の父

消費財メーカーでデータアナリストをしている横浜市在住の2児の父(40代)です。趣味である大学駅伝のデータを調べます。